Cocos2dx@WinでサンプルのJSゲームをビルドする#1

お世話になります。
しゃまとんです。

この前コチラにて開発環境を作成を備忘録として記載しました。
Cocos2d-xのAndroidアプリ開発環境をWindowsに作成する
とあるところで、JavaScript bindingな開発ができるようになったほうがいいよ!との意見をいただきました。

その意見を踏まえ、やってみるか!となったら、create-project.batを実行してもCpp用のファイルしか生成できない…
ということで、サンプルで入っているJSプロジェクトを使って何とか出来ないかと模索しました。

いろいろと試行錯誤したので、その時の備忘録です。
もしかしたら技術書にのっててサクッできることかも(´・ω・`)

以下、自分の作ったプロジェクトでJSゲーム制作環境を用意する手順です。

■下準備

今回はサンプルJSゲームとしてはいっているCrystalCrazeを使います。(cocos2dxのバージョンは2.1.4)
cocos2d-x-2.1.4/samples/Javascript/Shared/games/CrystalCraze/Published-Androidを
cocos2d-x-2.1.4/MyScript/TestGameとしてコピーします。

■プロジェクト作成・インポート
create-android-project.batを実行し、通常通りプロジェクトを作成。
作成したら、adb bundleを立ち上げ、Androidプロジェクトとしてインポートします。
メニュー → ファイル → インポート → Existing Android…

■C/C++プロジェクト変換
ビルドできるように変換します。
エクスプローラーウインドウのプロジェクトを右クリック → 新規 → C/C++プロジェクトへ変換

■ビルド設定
プロジェクト右クリック →プロパティ → C/C++ビルド
「デフォルトビルドコマンドを使用する」のチェックを外し、ビルド・コマンドを下記に設定。

ビルドに必要な変数を追加します。
プロジェクト右クリック →プロパティ → C/C++ビルド → 環境

■icon.pngの追加(エラー対処)
iconがないよ!とエラーができるので、アイコンを用意して、res/drawable-xxx辺りに追加しておく。
コンソールからエラー表示が消えるのを確認。

■Application.mk(NDKエラー対処)
下記を最下行に追記する。

■build_native.shの編集
以下の用に変更。JSファイルをビルド時にassetsに持ってくるようにする。
デフォルトのbuild_native.shに加筆なので、もっと整理できるかも。

ここまでで、既存のCppファイルでビルドが通るようになる。そのときに必要なJSファイルをassetsに持ってくるようになる。
次はAppDelegate.cppからJSファイルを読み込んで、実機転送できるようにする。

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